野生動物は,ある程度のケガでも自然に回復するたくましさを持っています。また,他の生物を襲ったり,他の生物に襲われたりすることは,いわば自然の摂理であるとも言えるので,傷ついた野生鳥獣を見つけた場合は原則そのままそっとしておいてください。
特に,ヒナや幼獣の場合,身を守るために動かないだけかもしれません。親とはぐれた子どもだと思っても,実は親が遠くから見守っていることが多いです。そういったヒナの近くに人がいると親がいつまでも近寄れなくなってしまいます。
また,ケガをしていたり,衰弱している動物でも人が触ろうとすれば攻撃しようとする場合がありますので,むやみに近づかないようにしてください。