【原因】
①容器に水を入れたとき、下の方から透明になり白い濁りがなくなる場合は、原因は空気であり、安全性については心配ありません。これは、蛇口から水道水を勢いよく出すと蛇口の内部が負圧になり、蛇口の上部から空気を吸い込み、それが細かい気泡になるためです。この気泡は小さいため、水やお湯が白く濁って見えます。しかし、数分間放置すると徐々に下の方から透明になってきます。
②給湯用の蛇口から出るお湯にも同様の現象が見られ、空気の吸い込みのほかに、水に溶けている空気の放出が考えられます。つまり、湯沸器の中で水が急激に加熱されると、水中に溶け込んでいる空気が溶けていることができなくなります。
③浄水場のポンプなどが何らかの原因で空気を吸い込んだ場合にも、白い水が発生するときがあります。このような場合は、広い配水系統に白い濁りが発生しますが、空気ですからコップに入れて置いておけば、徐々に下の方から透明になってきます。
【対策】
白濁の原因は気泡であるため、数分後には気泡が抜けると同時に下の方から徐々に透明になるので、飲んでも問題はありません。どうしても気になるようでしたら、市の指定工事店などに給水器具の点検をお願いしてみてください。
【安全性】
いずれの場合であっても、原因は水中に溶け込んだ空気であるため、安全性に問題はありません。