【原因】
①近くで水道工事があったとき又は火災などで消火栓から多量の放水が行われたときなど、急激な水の流れの変化により、一時的に配水管内部のサビや汚れが出てくる場合があります。
②給水管に亜鉛メッキ鋼管が使用されているとき又は継手などの一部に鋼製の材料が使用されているときにも起こる場合があります。これは、露出した鉄面が空気中で錆びるのと同様に水中でも徐々に錆び、このサビが水の使い始めに赤水となって出てくるためです。朝の使い始めに赤水が発生し、1分間以内に収まるとき、隣家で同様な現象がないときは、給水管が原因と考えられます。また、隣家で同様な現象があるときは、配水管が原因と考えられます。
【対策】
①コップに水を取って明らかに赤いときには飲用しないでください。
②赤水が出るときは、しばらく流してきれいになってから飲用してください。このとき放流した水は、掃除や植木、庭のまき水等飲用以外に使用してください。
【安全性】
鉄は人体にとって必須元素であり、1日に10~12mg必要とされます。また、鉄による少量の赤水を誤って飲んでしまったとしても、鉄は人体への吸収率が低く、大部分が排出されてしまいますので心配ありません。