NPO法人は正式には特定非営利活動法人と言いますが、この非営利とは、団体が利益を上げてもその利益を構成員に分配しないということです。
よくボランティアの無報酬性と、この非営利性を混同する場合がありますが、非営利性は、利益を上げてはいけないという意味ではなく、利益があがっても構成員に分配しないで、団体の活動目的を達成するための費用に充てるということです。
また、NPO法人は活動資金を確保するために「特定非営利活動」とは別に収益事業を行うことも認められています。
したがって、団体がサービスを提供した場合に、対価を得て、売上を上げても、そこから経費(給与等の人件費も含む)を差し引いて残った利益を団体の構成員に分配しなければ、それは非営利団体であるといえます。